こんにちは、さんパパです!

聞いたことはあるけど意味が分からない
期待値を追いかければ必ず勝てるの?
パチンコの期待値について具体的に教えて欲しい
こういった疑問にお答えします。
実は僕が期待値について知ったのもここ数年の話で、学生時代や専業の頃は期待値という言葉すら知りませんでした。
結果的に勝てていたのは『期待値を追いかけていたから』なのですが、ここではパチンコで勝つために覚えておくべき知識を紹介します。
Contents
パチンコの期待値とは?

結論:パチンコの期待値とは仮想収支のことです。
条件が公平なら期待値はプラスマイナスゼロになる
パチンコの期待値を理解しやすくするため、1つの事例をご紹介します。
今、以下のような条件で僕とあなたがじゃんけんをしたとします。
■僕が勝ったら、あなたは僕に100円を支払う
■いかさまなどはなしで、勝率は常に50%
これを数値のゲームとして考えた時、僕の視点からみてどれくらいの利益を得られるのかを計算してみます。
1回じゃんけんをすると勝つ確率50%、負ける確率50%なので、もらえるお金は100円、支払うべきお金も100円。
すなわち1回あたりの平均収支はプラスマイナスゼロ円となります(10回勝負すると理論上5勝5敗=収支はゼロ円)
このプラスマイナスゼロという数値は100回勝負でも1000回勝負でも変わらずずっと同じ条件ですよね。
つまりこの条件でじゃんけんを繰り返すと、最終的な収支はプラスマイナスゼロ円付近で落ち着く(=収束する)ということになり、グラフで表すと以下のようになります。

じゃんけんで勝つ確率は50%なので仮に10回勝負を10セット繰り返すと、5勝5敗になる確率が一番高くなり、それ以外は均等に左右に振られます。
収支の面に関しても理論値がプラスマイナスゼロ円なので、単純に『勝敗=収支=勝ち負け』という式が成立しますね。
当然ですが10勝0敗や0勝10敗という極端な結果になる確率は極めて低く、発生する割合もごくわずかです。
条件を変えて期待値を積むと勝率99.9%が実現する
今度はちょっとだけ条件を変えてじゃんけん勝負をしてみます。
■僕が勝ったら、あなたは僕に200円を支払う
■いかさまなどはなしで、勝率は常に50%
このような条件だとどうなるでしょうか?
さっきと同じように計算してみると、僕がもらえるお金は200円、支払うべきお金は100円、すなわち1回あたりの平均収支は(200円-100円)÷2=+50円という結果が導き出されますよね。
この1回あたりの+50円という数字、これを期待値と呼んでいます。
もし、この条件で10回勝負のじゃんけんをした時、僕側の視点で見ると1回あたりの平均収支(=期待値)は+50円なので、10回じゃんけんをすれば平均500円の黒字になります。

グラフで示すと上記の通りで、僕は4勝6敗と負け越したとしても、収支の面ではプラスを維持できます。
逆にあなたは6勝4敗と勝ち越したにもかかわらず、財布の中からお金が減ってしまうという状態になるんです。

もし、こんな理不尽な勝負を僕が1000回くらいやりましょうよと言ったらどう思います?

って言いたくなりますよね(^^;
イカサマでもしない限り、勝てる見込みがないんですから。
でも、パチンコで負けてる人ってこんな感じであらかじめ負けやすい条件の台にじゃぶじゃぶとお金を使っているんです。
だからたまに運良く勝つことはあっても、稼働を繰り返すことによって負債が膨らんで、経験の長い人になると数百万、数千万というお金を失ってしまうわけです。
パチンコの期待値を実データを使って解説

回転単価を調べれば1日の勝ち額が予想できる
下記は僕が以前稼働した時に計算したパチンコの期待値です。

注目して欲しいのは1回転期待値と記載されている部分です。
この時の稼働では8.58円という期待値の試算結果が出ましたが、これは『通常時を1回転回すと8.58円ずつお金が増えていく』ということを表しています。
これは先程のじゃんけんでお話しした『1回勝負すれば±50円の期待値が積みあがっていく』と同じ意味ですね。
僕はこの日、時間的な都合もあって600回転程しか稼働をしませんでしたが、この時の期待値を考えるとこんな感じです(分かりやすく期待値を10円にしています)

600回転×10円=6,000円が中心となってグラフが左右対称に分かれていきます。
グラフが左右対称なのはパチンコが完全確率で成立し、当たりやハマる確率が一定だからです。
つまり見るべきところは一番下の期待値の数字のみ。
稼働を増やせば増やすだけ勝ちやすくなる理由
この台を2,000回転(1日のフル稼働分)回したとしたらグラフはどうなるでしょう?

中心の期待値がプラス20,000円(10円×2,000回転)になりました。
これは『この台を終日稼働して確率通りに当たれば20,000円勝てるし、確率より多く当たれば大勝ちできるし、多少引きが悪く当たりが少なくても勝てる』ということです。
もちろん全く当たらずに負けることも起こり得ますが、その確率はグラフの左の方になるので、そういったことは稀にしか起こらないということも分かります。
仮にこの台を終日打ってプラス1万円の収支だったとすると、期待値を追いかけていなければ収支はマイナス1万円になっていたということです。
このように期待値がプラスになる台を打ち続けると、確率通りに当たった時の期待値0円ラインが左にシフトしていくので、打てば打つだけ財布にお金が貯まる状態を実現できます。
つまり、あなたがパチンコで負けている理由を一言で言えば『打てば打つほど負債が増える、期待値マイナスの台を打っている』からなんです。
期待値の収束については覚えておくべき

上記の結果から期待値を追いかければパチンコで勝てることは理解できたと思いますが、いくつか注意すべきことがあるのでお伝えしておきます。
大当たり確率が低いほど期待値の収束は遅くなる
期待値には収束という概念があります。
例えば1~6の目まであるサイコロを100回振った時、すべての目が均等に出るわけではなく、必ずある程度の誤差がでます。
さらにサイコロの目を増やし1~36までのサイコロを100回振ると、場合によっては1度も出ない目が現れるかもしれません。
これを偏差と呼んでいるのですが、この偏差を減らすには『サイコロを振る回数を増やす』しか方法がないんです。
1000回よりも2000回、2000回よりも3000回、1万回、10万回と振る回数を増やすほど、それぞれの目が出る確率は理論値に近づきます。
つまり確率の分母が上がるにつれ、収束までに時間がかかるということです。
パチンコで言うなら大当たり確率100分の1の甘デジと300分の1のミドルタイプの機種では、同じ期待値を追いかけても収束スピードが違うので、甘デジの方が勝率が高くなりやすいです。
確率の収束は期待値グラフに近似する
以下はパチンコ(スロット含む)の期待値が収束する様子を表したグラフです。
プラスの期待値を積みあげることで長期的に見れば収支はほぼプラスにシフトしていきますが、短期的にはマイナス収支が続いたりすることもあります。
逆にマイナスの期待値を積んでしまうと、たまに勝つことはあっても長期で見るとほぼ100%の確率で収支はマイナスへと転落します。
そしてこれらのことより以下の結論が導き出せます。
断言:あなたが追いかけているのはマイナスの期待値です

パチンコで勝てない人の結論は以下の通りです。
理由②:積み上げている期待値が少ない(試行不足)
これは全パチンカー共通の事実ですので覚えておきましょう。
対策①:期待値がマイナスの台を打ち続けている場合
パチンコで勝つための勉強をすることです。
■打ち方
■釘の味方
■期待値計算
■勝つための考え方
ホールはあなたのお財布からお金を搾取するために必死ですので、それに負けない知識と立ち回り技術が必要です。
メルマガの方で僕が実践しているノウハウやテクニックなどをプレゼントにまとめているので、見てない方は1度読んでみてください。
対策②:積み上げている期待値が少ない(試行不足)
期待値のベースを上げる、もしくは稼働時間を増やすことです。
プラスの期待値を積んでいても、回転単価が1円であれば1日に積める期待値は2000円程度なので、安定して勝つのは難しいです。
逆に回転単価10円の台でも、仕事帰りの1時間では運勝負になったり、閉店で確変の取りこぼしが発生するため勝率は下がります。
よって、
■回転単価を上げるための施策
■長時間稼働に対応できる時間的余裕
これらを高める工夫が必要です。
詳細は別の記事やメルマガでお伝えするのでお待ちください。
パチンコの期待値に関する一問一答

期待値の計算方法はどうやってやるの?
下記の記事をご覧ください。
回転単価はどれくらいあればいいの?
個人的な目安ですが『日当15000円』が最低ラインだと思ってます。
終日打つとしたら回転単価『8円~』になりますね。
最初からそのレベルを目指すと打つ台がなくなってしまうので、自分のスキルを上げながら目指す感じです。
ちなみに終日稼働しても期待値が15000円以下ならパチンコは打たずにスロットを打つか、新規開拓に時間を使います。
ボーダー理論と期待値理論は違うの?
ボーダーとは期待値がプラスマイナスゼロ円になる境界線のことです。
1000円あたりの回転数がボーダーより上回っていれば収支はプラス、ボーダーを下回っていると収支はマイナスになるという感じです。
ボーダー理論については別の記事で解説します。
パチンコの時給は期待値から計算できるの?
『回転単価×1時間あたりに回せる通常回転数』です。
例)回転単価10円、1時間150回転なら『10円×150回転=1500円』が時給の目安となります。
期待値と仕事量の違いって何ですか?
簡単に言うと以下の通りです。
■仕事量:その日に積み上げた期待値の量
朝一の段階で『期待値10円の台を2000回転回したら日当2万円になる』というのは期待値。
稼働が終わった時に『今日は期待値10円の台を1500回転しか回せなかったから積んだ期待値は15000円だった』というものが仕事量です。
つまり、期待値は未来予測、仕事量は過去の結果であり、予測した期待値通りの稼働をすれば『期待値=仕事量』となります。
まとめ:期待値とは未来予測です
というわけでパチンコの期待値についてのお話でした。
期待値と実収支は完全に一致しないので、慣れるまではイメージしにくいと思いますが、意識していけば徐々に思考が定着します。
すると期待値マイナスの台を打つ(適当な空き台に座る)ことに対し、体が拒否反応を起こすようになるので、自然とお金が財布に残るようになります。
パチンコの大当たり確率は期待値稼働に関係なく一定なので、投資が少ない状態で大当たりを待てれば勝ちやすくなるのは当然ですよね。
世の中のパチプロは例外なく、期待値を積んでプラス収支を実現しているので、怪しい攻略法ではなく理論的な事実を学びましょう。
ちなみにメルマガでは期待値理論を動画で解説したりもしているので、興味があれば登録してみてください。
おおっ!さんぱぱさま!!ひさしぶりです!!
今、噂の遊タイムを体験してきましたが
これがメインになりそうです。店も儲かるし
なにより期待値探しが楽しい!!!