パチ屋の主任から食事に誘われメアドを聞かれてゴトだと思った時の話

こんにちは、さんパパです。

パチンコ屋へ毎日顔を出していると、
どうしても店員さんに顔を覚えられます。

僕は幼稚園の頃からパチ屋に通っていたので
そのお店の店員はほぼ全員が顔見知りでした。

その中で小さい頃から僕のことを可愛がってくれた、
とある主任さんとの話です。

Contents

パチ屋の店員から食事に誘われる

高校生ながらにして
パチ屋に通っていた僕は、

明るく感じのいい主任さんと
仲よくしていました。

当時は負けっぱなしだったので
いつもけわしい顔をしながら
パチンコを打っていたのですが、

たまに出しているときなんかは、

今日はその金でどこいくんだ?
スケベなところにでも行くんか?(笑)

みたいな感じで絡まれたりもしました。

そんなある日のこと。

ホールをプラプラしていると
主任さんが飯でも食いに行かないか?
と僕を誘ってくれたのです。

その頃はパチンコ友達もいなかったので、
パチンコ関係の人と食事に行ったこともありません。

一匹狼のウルトラビンボー高校生だった僕にとって、
その誘いはとてもうれしかったのですが、

店の店員と客が食事に行くという行為は
かなりのリスクを伴います。

パチ屋の社内規則では
お客さんから金品のをもらったり
食事に行ったりするのは基本”NG”。

もし、外食先でパチ屋の店員と常連が
仲良く食事をしている姿を見かけ、

その店員のいるお店で出している姿を
見てしまったら・・・

当然、あやしいって思いますよね。

あの店の店員は常連に設定を教えてる!

この前、外食した時見たのよ!
あの店員とあの客が仲良くしてるの!
次の日、その客がいっぱい出してたんだから!

なーんて噂が広まれば
お店にとっては大きなイメージダウンになり、

下手をすればお店が潰れる事態まで
発展する可能性だってあります。

そう言った理由から、
この業界ではお店の店員さんとお客さんが
必要以上に仲良くするのはNGとされているのです。

当時はそんなことも知らずに
はい!お願いします!
と即答しましたけどね(笑)

パチ屋の主任さんからメアドを聞かれる

食事の場ではパチンコやスロットに関する
話が持ちきりで恋愛の話なんかもしました。

実は内心、

勝てる台を教えてくれるんじゃないか?

と思っていた部分もあったのですが、
そういった話は一切出なくてちょっとがっかり(笑)

その後のお店では特に話をすることもなく
食事に行ったことすら忘れかかっていたある日、

いつも通りホールに行くと、
主任さん方が僕に話しかけてきました。

“ここに俺のアドレス書いてあるから
あとで連絡して”

“え?なんすかいきなり?”

“いいから、よろしくな!”

そういって主任さんはお店に戻っていきます。

“なんだなんだ???

よくわかんないけど、
とりあえず空メール送っとくか”

話の本筋が見えないまま
主任さんのアドレスを登録して
その場でメールを送りました。

自宅に戻って寝る時間になっても
主任さんからの連絡はありません。

“あの時間にいたってことは
今日は遅番だからメールが来るとしたら明日かなぁ。

また食事にいこうって話かなぁ。

それとも台の設定を教えてくれたりして”

・・・

・・・・・

!?!?!?Σ(・□・;)!?!?!?

“これってまさかスロットの設定を
こっそり教えてくれんじゃないの!?

遅番が終わったあとに設定変えるだろうから
そしたら設定6の台だけ教えてくれるとか?

“誰にも言わなきゃバレないだろうし、
勝ったら山分けしても何万かは入ってくるじゃん!”

不意に思い付いた妄想から、
僕のテンションは猛烈にアップし、
布団のなかでめっちゃ興奮しました。

それこそ日付が変わるくらいまで
ずっと携帯とにらめっこしていましたし、
初めて携帯を抱いて寝たのも初めてでした(笑)

そして翌朝。

携帯の中央部分にメール1件との表示が!!!

宛先はもちろん主任さん。

僕はドキドキしながらガラケーを開きました。

するとまったく予想外の展開が・・・

主任さん、天に帰る時が来た

“いきなりだけど、
仕事をやめることになった。

今までありがとう。元気でな!!”

パチ屋の店員との思い出
©ONE PIECE

“えーーーー!!!!!!”

全く予想していなかったメールに
思わず声を上げてロングフリーズする僕。

主任さんからのメールはたった数行で、
内容は“仕事をやめる”ということと、
“元気でな”というメッセージだけ。

昨夜のドキドキは一気に吹き飛び、
何が起きたのかさっぱり分からない状態。

“とりあえず稼げることはないんだな”
そんな失礼な気持ちが一番だった気がします。

そしてふと頭に思い浮かんだのが、
“一緒に食事に行ったことがばれて怒られた?”
っていうこと。

“何でやめるんですか?
食事に行ったのがバレたからですか?”

僕はすぐに返信をしました。

しかし、主任さんからの返事は返ってきません。

いてもたってもいられなくなった僕は、
朝一でホールに向かいました。

が、主任さんとは会えず・・・

その日は主任さんが休みだったらしく、
夕方まで待ってもお店に姿を現しませんでした。

そしてその夜、再びメールが届きます。

“食事のことは関係ないよ。色々とあってな。

今度は他の場所に行って同じ仕事をやる予定だよ。

勉強頑張れよ”

またしてもあっさりとした内容で、
これだけ心配している僕とは
かなりの温度差を感じます。

そして次の日も、
その次の日も主任さんをホールで
見かけることはありませんでした。

“もしかしたらもうやめたってこと?”

“というか強制的にクビになった?”

これだけ主任さんの姿を見かけないことは
今まで一度もなかったため僕はそう思いました。

メールを返しても返信がなく、
ホールでも姿を見かけない。

“やっぱりあの時のこと(食事)が
引き金になったのか。

ってことは、
やめたのって俺のせいじゃん。”

僕は自分のことを責め続けました。

食事に誘ってくれたのは
主任さんだったとはいえ、

店員と客の間柄でとる行動としては
あまりに軽率だったと。

バイトすらしたことのない僕にとって、
社会の厳しさを痛感した事件でもありました。

主任さんの退職理由を思わぬ形で知ることに

それから数週間、
僕はなんとなく気まずさを感じ、
そのホールに顔を出しませんでした。

連日ゲーセンに入り浸り、
ひたすら競馬ゲームに熱中しながら
たまに主任さんのことを思い出していました。

そんなある日・・・。

トントン。

いつものようにゲーセンの競馬ゲームに座っていると
誰かが僕の背中を叩きます。

振り返るとそこに立っていたのは、
主任さんと同じお店で働く年配のおじさん。

あまり絡みはなかったのですが、
僕を見かけて声をかけてきたようです。

“最近(パチ屋)来ないと思ったら、
こんなところにいたのか”

“お金ないんで(笑)”

“面白そうだなぁ。
ちょっとやってみようかな”

おじさんは僕の横に座り、
慣れない手つきで馬を購入し
せっせと画面をなでます。
(そうすると馬が喜ぶ(笑))

“今のゲームはすごいなぁ”

そんなことを言いながら、
おじさんは黙々と馬をなでていました。

そんな時ふと
主任さんのことを思い出しました。

“もし自分との食事がばれてクビになったなら、
この人もそれを知ってるはず。

聞いちゃってもいいのかなぁ。

だけどもし、
お前と飯にいったからだよ、
なんて言われたららどうしよう”

こんな気持ちが心の中でゆれ動き
どうするか迷いましたが、

やはり気になるものは気になるので
思い切って話を切り出すことにしました。

“そういえば主任さんって
最近お店で見なくなりましたけど、
どうかしたんですか?”

“あぁ、彼はね、
バイトの女の子に手を出してやめたんだよ(笑)”

・・・。

・・・・・・。

・・・・・・・・・。

パチ屋の店員との思い出ばなし
©DragonBall

えぇ━━Σ(ll゚艸゚(ll゚艸゚ll)゚艸゚ll)━━!!!

うるさいゲーセンにもかかわらず
ゲームをしていた人全員が振り返るほど
大きな声を荒げて驚きました。

なんと!!

てっきり”僕のせいで仕事をやめた”
と思っていた主任さんは、
まったく別の理由で会社をやめていたのです。

なんでもそのお店に主任さんお気に入りの
かわいい子が入ってきて、
一週間もしないうちにお持ち帰りしたとか。

主任さんは独身だったのでバイトの子と
関係を持つことに問題なかったそうなのですが、

そのことでお店のオーナーと喧嘩になり、
二人そろってすぐにやめたそうです。

“そんなことで・・・・・”

真実を聞いた時の僕の心境は、

“自分のせいでなくてよかった”

と思う安心感が半分、

“あの人らしいな”

といったうれしさが半分の状態でした。

主任さんを求めて三千里、数年後に会いに行ってみた

おじさんは主任さんの
次の働き先を教えてくれました。

当時はお金も車もなかったので、
主任さんに会いに行くことは
できなかったのですが、

いつか車を手に入れたら
そのお店に行ってみようと思い、

連絡先を書いたメモを机の引き出しに
しまっておきました。

そして数年後・・・。

ようやくパチンコで花開いた僕は
車を手に入れ主任さんのお店に
向かう決断をします。

場所は車で2時間ほどの場所で、
初心者マークの僕にはかなり
しんどい道のりでした。

ようやくお店に到着し、
店員さんをチェックするも、
主任さんらしき人見つからず。

夕方まで時間を潰しても
姿は見えませんでした。

さすがにここまで来て
手ぶらで帰るわけにも行かなかったので、
近くにいたアルバイトの人に

“主任さんという人はいますか?”
と聞いてみましたが、

“そんな人は知らない”
と、あっさり言われてしまいました。

他の店員さんにも
確認をしてくれたのですが、

やはり主任さんの名前を
知っている人は誰もいません。

結局、おじさんが教えてくれた情報は
ガセネタだったのです(笑)

主任さんがウソの連絡先を教えたのか、
おじさんが適当なことを僕に言ったのか、

今となっては迷宮入りなんですよね。
(おじさんもホールをやめていたので)

主任さんの行方はそれっきり
音信不通な状態ですが、

今でもたまに
“メールがひょっこりくるんじゃないか?”
と期待してたりするんですよね。

いつかどこかで”女性を1週間で口説くコツ”を
聞いたみたいと思っているので(笑)

【追伸】

主任さんにアドレスを聞かれたとき、
僕はほぼ100%、絶対に

“勝てる台を教えてくれる”

と思ってました。

いわゆる”さくら”ってやつです。

さくらとはお店側が
出ているように見せるため

人を雇っていい台を打たせて
出玉をアピールする営業戦略です。

もちろん違法ですよ(笑)

当時は負けてお金がなくて
ホントつに必死でしたからね。

もし誘われていたら100%
さくらをやっていたと思います。

万が一、バレて捕まりでもしたら
人生が大きく変わってしまうので
そういう話でなくて良かったですが。

まぁ、結局のところ、
設定を教えてもらって勝てたとしても
主任さんがいなくなれば終わりです。

どれだけ稼げたとしても
勝ち方を学ばない限りは負け続け、
稼いだお金もすべてなくなります。

さらに一度そういう味を占めてしまうと
その後の修正も大変です。

期待値稼働などという面倒なことをせず
楽に稼ぐ道ばかりを追い求めるでしょう。

でも教えてくれる人はいません。

そして最後は甘い誘惑で誘ってくる
詐欺的な方法に騙されるのです。

僕はいろんな経験をしながら
他人よりも稼ぐ手段を身につけましたが、

やはり最後は”自分で稼ぐ”、
つまり”自分を信じること”が
一番確実な方法です。

最初は大変かもしれませんが
一度乗り越えればずっと楽になるので、

楽になった自分を想像しながら
知識を身につけることから始めることを
僕としてはおすすめしますね。

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ABOUT US
さんパパ
パチンコ&スロットの二刀流で2000万以上勝ち続けた元専業パパ。19歳に勝ち始めて以後、15年以上プラス収支継続中。とはいっても最初の1年間は負け続きで、稼働を始めた高校時代に100万以上の負債を負って引きこもりになるなど、勝ち組と負け組の両面を知る。現在はフリーランスとして活動しながらパチンコやスロットで勝ちたいと思う人に向けてブログやメルマガ、オンラインコミュニティで情報を発信しながら自由に暮らしてます。